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おこだよ!

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特定秘密保護法案に関して、衆参の審議等注視して参りましたが、現状ではとうてい容認できないという私の判断に変化はありませんでした。本日16時すぎの委員会内での強行可決、そして今後行われるであろう本会議強行可決に対する抗議の意をここに強く表明し…

驢馬は死んだ(続きの続き)

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驢馬は荒野で生き延びることは出来ない。 驢馬は死ぬ。 驢馬の驢馬たるものは死して、そうでない部分はある量感を伴ってこの界隈に留まる。 感得出来ない者どもめ、見えているものに同情や憐憫をよせるな。 偽の依代どもめ、見えていないものを都合の良い定…

驢馬もウズメも根は同じ(前回からの続き)

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驢馬のあるじはついぞ狂ってしまわれたのか、腰に差していたブーメランを振り回して騒いでおられた。 驢馬は荒野にぽつねん取り残され、静かな声で一度鳴きました。 もちろん、驢馬に思いをかけるひとなど、世界のどこにも居ませんでした。 かみさま? いま…

驢馬にまつわる文章を書いてみました

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驢馬はいいました、『あなたは驢馬の事をなにも知らず、知ろうともせず乗り続けて来たのですか、それはたいそうな事です。』 軽く首をふりふりして、驢馬は続けます。 『私が膝をついたとき、あなたはありったけの呪詛とともにあなたの命を優先せよとおっし…

ロバの穴についてのメモ

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I've got no one who needs me I've got no place that wants meI'm only a void of ass, not Rosinante neither the Sancho Panza

@携帯電話

おはよう、今日も朝が来てしまったなぁ。 毎日ひとつづつ、感覚器官を決めて、意識的に研ぎ澄まして過ごすことにしてるんだ。 昨日は耳…。鼓膜に意識を集中して、醒ます。特に"倍音"に気をつけて人の声を聞いてみたんだ。 電車の中、豊かな音のまとまりを含…

Pluto's Not a Planet Anymore

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冥王星はもう惑星じゃない。っていうフレーズが浮かぶ。 プルートは冥府の王の持つ深い闇、触れてはいけない、しずめておこう。 この天体に使われた名前はローマ神話で冥府の王であるプルートのことであり、太陽系最深部の暗闇に存在する冥王星のイメージを…

夕方何時間

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何時の間にか、湖畔の仕事場に向かっていた。乗り込んだ車内では先日何気なく買った昔の推理小説を読んでいた。寝不足というわけでは無いのだが、どうも頭を擡げて抜けない薄い怠さを振り払う様に首を左右に揺らす。手元を改めて見つめる。文庫の頁半ばを開…

スーラの葉

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逆立ちしながら枝にしがみつくスペードの葉々が微細な明度差を伴う緑青に揺れ、こちらを向いてぴっちりと張り詰み、精度の低いスーラだ。植物の名への頓着のなさを先回りした、かつらの樹、という看板が刺さっている。小高い丘の上のレンガ道の脇の細やかな…

ゲットアップ

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はたとひきかえし玄関に投げられたままの折畳傘を拾い上げ、再び鍵を掛け駅に向かい歩み出した時。青果市場の壁の脇にガラリと積まれたプラスチックケースが未だ目覚めていなかった時刻の喧騒を表象する、知らない人の営む知らない生活。ガラリ。とにかく発…

ホームからの景色

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観察とか文章訓練のために、朝、電車移動するときなどに書いてみてる。ディミヌエンド、について書いてみた。 五月晴の後の唐突な雨の予感は、うすら寒い風で生生しく茂る桜の葉を揺らし、浅くなる日の光が大気を浅葱色に包む。いきぐるしい、指先まで力が入…

気になった断片

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来るのだ、妹たちよ、来るのだ。 そしてぼくたちの夜を、黒くせよ。 空っぽの永遠のなかに ぼくたちは 燻る松明をかざしていく。 パウル・ツェラン『あの三人の脱出のバラード』より パウル・ツェラン初期詩篇集成/中村朝子 訳/青土社 ISBN:479172089x P.3…

今日は日本国憲法を読みます

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日本国憲法 前文 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうに…

She Said,

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それは『鏡犬(かがみいぬ)』ね。 顔面が鏡なの、まっ平らの。それはあなたの飼い犬なの。 鏡犬の目を覗き込むと、あなた自身の顔と目が合うわよ。 ただし、顔面が鏡面なこと以外は、ま・っ・た・く、犬よ。 黒い長い毛並みなの、中型犬よ。凜と立つわ。従…

われら

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われら、っていうのは自らを含む未来のことなんだよ

オバ についての試論(続)

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以前出くわしたあの分割線がまた目の前にあるのに気付く、 以前とは違う方法でこの線をオミットすることを考える 怒りをあらわにしても線は色濃くなるだけだ、というのは知っていた そうだ、悲しむふりをさせられるのだ、記号として泣け 演技したらわかりや…

時間軸を曲げて

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『ありがとうという言葉で失われしものに誓うよ 磯に波打つ潮よりも濃く我の心はともにあると』小沢健二 / 時間軸を曲げて

われら

年内に着地させようと思っている私の作品に、何か手助けとか手がかりになりそうなものをメモしていこうと思う。 今日はツエランの詩を。 (移し変えられた) 移し変えられた火花たちに 聞き届けられて 燭台の棘のまわりの 火の香りが。 すべての 道は空いて…

リトルモア地下 大学

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おもしよかったにゃ。 自分なりに… http://someonetocallfor.tumblr.com/day/2010/05/24 現在の私的な利益を求めないで、かつ、現在に何かを言おうとする態度は可能か、っていう事がやはり難問だなとおもった。 だからといって、あきらめてしまわないように…

という意味では。

「蟹と無重力」でわたしが呼びかけた人たちに対する私の態度は違っていたのだなぁ。と思い至る。そうだ、かすかに違和感はあったんだ…。 私も同時に当事者であるという事実を、声を出して認める段階が必要なのかもしれない。「私は当事者でもある」と? リス…

被害者を演じるか、英雄を演じるか

援助者の思想―境界の地に生き、権威に対抗する isbn:9784275005939 P.294 L5-12 リンダ・ジンガロ: 磨かれた表現が強力であればあるほど、誰かが誤解したり、あなたが予測できないような形で影響を受ける可能性が高くなるという、力のリスクがあることを実…

ツァラトゥストラはこう言った

ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)作者: ニーチェ,Friedrich Nietzsche,氷上英廣出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1967/04/16メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 166回この商品を含むブログ (162件) を見る上巻「山上の木」P.71 L.1-2 …

ちょっとだらだら書きます

筋のない、曖昧な文章と知りながら、書かないとしんどい時期というのがあるよね。 命を賭けて読めるか/書けるか、という問いに口ごもらない為に。 少しづつでもいいから考えていこう。ふー。

感想を書いた

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朝方、寝付けなくて、iPhoneでぶわーっと書いた。 粗書きです。そして、ちょっと放置します。が、もし興味が有れば someonetocallfor でどうぞ…。 別口だけど… GirlMeetsBoyのシロップをかけて甘くした父なき時代の父殺し*1 東のエデンでは、映画でどうオチ…

現在とか過去とか未来とか

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サブとかメジャーとか。 そんなのはどうでも良くて。"ほんもの"であるかどうかが大事なのであって。 そして、自分がそれを見極める力を持っているのかが 自分で疑わしいから、しんどいし悔しい。 だから、その力をのばしていくために、日々唸って笑ってやっ…

コーパス/文体/ユーモア

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人間

Je me souviens...

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小学校1〜2年生くらいの頃、家の真向かいでおばあちゃんがやっている教会(といってもちいさな)に行きはじめる。自発的に、ひとりで。時に弟と。 週末土曜日一回。聖書の短いお話。凍らせたプチトマトと、イラストでかかれた聖書の一説のカードをもらう。…

蟹と無重力

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土曜日の「お話」の時間、何を話そうか考えている。 今回のキャプションの草稿を読むのも面白いだろうし、作品の元になった短かい散文詩を読むのも面白いだろう。もしくは、蟹についての事典的内容の勉強会をするとか。 踊りだすとか、歌うとか、即興ラップ…

本気出して書いてる

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ひとまず着地するまで 必死です ウーウーと唸り声を出している… 深刻な顔をしすぎているのだろうか? 2002 移動書房 2004 みちかけ 2005 燐光性の表面 2005 PUSH 2006 現象学者の孤独と虹 2009 ことばが通じない 2010 蟹と無重…

サルサを踊るナルキッソスというのはどうだ!

作品のテキストを書いていて、自分というものに心底飽き飽きしてきた。 なんだか疲れちゃったので、今日は実務レベルで作業を進行していく。"もの"が推し進めるフェーズもあるのだ。 搬入までの残り時間を考えると、もうそろそろfixしないといけない。