以前出くわしたあの分割線がまた目の前にあるのに気付く、
以前とは違う方法でこの線をオミットすることを考える
怒りをあらわにしても線は色濃くなるだけだ、というのは知っていた
そうだ、悲しむふりをさせられるのだ、記号として泣け
演技したらわかりやすいだろう、そうだろう、やはり、
しかし、しおらしい記号でしかない 秘密などない
魔法ではなく、ただの詐欺である、それは。
とわたしは思いいたる。
声のないものは徹底的に痛む、内からも、外からも 都合良く皮膜であるから、
肚の底からの音にならない声 より大きく深く傷ついたものの健康的な祈り、Grief!
"オバ"を抱きとめる手だてなど見当たらないと確信する旅であった
記述できないものをどうやって、どうやって、
ぐるっと廻って同じ位置に、さらにはより膠着した、極悪な、"あれ"が露呈しているではないか…!
(正直、膝をがくんと落として泣いてしまった)
この数ヶ月で建てたあばらやは、もう一度、となった
つぎは美しい塔であれかし、 しかし引き受けきれるのか、このまま、このモチーフを
オバたちがみな私に向かって一様に
あのようにうっすらと美しく頬笑みかけて来ているというのに
声のないあなた達に訪ねたい、何故、頬笑んでいられるのか と