「蟹と無重力」でわたしが呼びかけた人たちに対する私の態度は違っていたのだなぁ。と思い至る。そうだ、かすかに違和感はあったんだ…。
私も同時に当事者であるという事実を、声を出して認める段階が必要なのかもしれない。「私は当事者でもある」と?
リスクだ。それを今までさけてきたわけだ。私は、誰のために声をだすのか。
いうのか。いうのか? …いうのか。
同時に上空から羽音(声)がする、
そんなこと鷲の位相からは露聊かも関係がない。
空は雲って見通しが悪い。だが宇宙まで上がれば雲などない。
すでに捨てられているものに対する冷たさにおどろいた顔をするな、抜け落ちた鷲の羽の道ばたでしょぼくれた、梅雨の走り。
しかしそれが 美しい/美しくない と判断するのは君のつとめではない。
応じろ。判断するな。見つめろ。微笑め。
地面におりるのをやめるのか、やめるのか、やめるのか。
君は宇宙を志向するものではなかったのか、どうなのだ。