って聞かれた。こないだ。
その場ですぐに答えられなかったので、日頃の読書生活について考え直してみた。
ここを読んでる人なので、この場で返答ができているといいけど。
ここで取り上げてる本が多いから、たくさん読んでる様に思うのかもしれないけど、新刊はリストを見て気になった物を拾ったり、書店で記憶したりして、ここに書いておく事によって後から検索しやすい様にしてるだけなのね。
ただ、bk1の新刊情報は一日一回開くし、書店には一日2回くらい立ち寄るかな(すぐ近所に大きなのがあるんで)。
だから、ふつうに暮らしているよりも多く書籍情報には触れているかもしれません。
あと、大学で教えているので、利用できる図書館は2大学分、さらにそのうちのひとつは某マンモス大なので所蔵量が膨大。
そこに週1で足を運んでいます。
本に対しての態度は、基本"インデクス重視"です。
要は、あんまりたくさんじっくりは読んで無い、ということです。
"インデクス重視"というのがどういう感じかというと:
書店や図書館に行っては、延々と棚の間を歩く。題名を読みながらずーっと歩くんです。ここで大事なのは、全部の棚を見て回る事です。一部分ではいけない。
で、世界にはいろんな分野が有るんだなぁと知る。自分の専門分野があれば、"タイトル"を読めば、その業界の流行り廃りはある程度類推できる(そういう訓練もできるし、するべきだと思う)。
そして、脳内で世界のマッピングを行っていく。
ひとによって地図のサイズやかたちは違うと思う。好みとか適性とか文脈に依存する。でも、好き嫌いはいけない。
広い図書館なんかだと、閉架もふくめると大変な量になりますが、ホント、目線をつーっと流していくだけです。
週末などでスケジュールが空いてて気分の良いときは、一個の図書館を決め打ちして朝から夜までタイトルあさりに出かけます。
…あー、週末ラブリーとデートとかには向かない地味な作業ですよ。
図書館での棚めぐり
本棚のあいだを歩く。タイトルを流し読みしながら。
1:ちょっとでもひっかかるタイトルがついていたら立ち止まる。タイトルをじっくり読む。
2:手をのばしたい気がしたら手にとり、手持ちのノートにタイトルと作者、そしてISBNをメモする。ぱらぱら開いて見出しの題をさらう。
3:もっと気になったら、ちょっとマジめに"目次"をチェックする。
4:目次の中で、気になる項目があったら、その場で立って該当の部分を読む。(ざっとでいい)
5:「いいな」と思ったら、その理由やひっかかった単語をノートにさっと書いて、本は手に抱えておいて作業に戻る。
6:一旦そのジャンルの棚を見終わったら机に向い、更に読み込む。
7:本当に良ければ借りる。→別のジャンルの棚へ
借りて読んでみて
8:さらに良ければ買う。
9:本当に本当に良ければ3冊買って、一つは線を引くために使う(机の近くにいつも配置)、もう一冊はマッピング用に本棚に入れておく、もう一冊はパラフィン紙に包んで暗所に保管しておく。
大抵、読み込みに値すると判断されるのは、ほんの限られた数冊です。
それ以外は全部をきっちり精読してはいないです。
参考になるかもしれない、真面目な本の読み方についての本
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- 作者: J・モーティマー・アドラー,V・チャールズ・ドーレン,外山滋比古,槇未知子
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●新書
新書は、買った日に一気に読み切る事にしています。(だから時間のある時しか新書は買わない)
『本に悪いなー』とおもいながらも、がんがん線を引きながら、がんがん書き込みをして読みます。
上部余白に、キーワードや感想などを書き、あとからリファしやすいように言葉でタグをつけていきます。
私は常日頃持ち歩いているノートに何でも書き込んでいて、書籍情報や読書履歴もそこに書いています。あと、研究に使えそうだなと思ったら、ブログに書くのも意識的におこないます、検索出来るし。
●小説/詩集
小説とか詩集は、さらに楽しみ方は別です。
大体は、好きな数人の作家の作品しか読みません。
読む作品が無くなって、やむなく作家を開拓するときは、好きな作家の関連性から探します。冒険はあまりしない。
気に入った作家の作品は、最初から現在までなるべく時系列で読みます、コンプ熱が入るとハンパないです。
その他雑誌や短編小説は、のべつまくなしに買ったり借りたりして、家ではない所に出かけて読みます。
家で読むと、他の本やPCが邪魔をして読み切れない(家には誘惑が多いね。)
小説は"娯楽"とみなして読んでる事が多いので、移動中の電車の中とかで、時間の余裕が有るときにしか開かないです。
ちなみに週の移動日は2日。それ以外は自宅兼事務所で作業してるので移動時間は0。
でも私は最近テレビを見ないし、意外とエアポケットのような時間はあるものです。
●マンガ
基本的には読みません。読む時は一気に漫画喫茶か漫画ミュージアムへ。
こんな感じです。
答えになったかしら?
関連エントリ
2007-01-19 - okaz ; catch up later !
自分に必要な本は、必要な時期に向こうのほうから飛び込んでくる
http://d.hatena.ne.jp/rokaz/20070119#p1