マシュー・バーニー駆け込み組が多いですね。 私も22日に駆け込み。
チケットが取れなくて、 映像作品みられなかった人も多かったそうです。
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映像見た人に話を聞くと「いたたた」とか(ネタバレにつき濁す)そのあたりの話をよく聞きます。
しかし私は、「ワセリンの精」について話したいと思うのです。
「ワセリンの精」というのは、美術手帖の表紙になっていたとんまつり的なあいつです。
あれはヤバい!キモい! 鳥肌出ました。
日本の最暗部。山奥の「でろり」。
西洋人にあの感じがわかるのか?!って、それが疑問で。
それは例えば『千と千尋の神隠し』観て喜んでる西洋人を観たときの疑問の比じゃないほど。
そうとう暗黒でした。
あれは分かってないとなかなか出せないと思うんですよ。
しかしもって。 「私はそれに自覚的だ」といわんばかりにまっ暗な中の登場。 (過大評価かな?)
それにしてもみんながあの「ワセリンの精」について言及しないのが非常に気になる。
あれを理解できないのか、それとも口に出すのをはばかられているのか。
あなどれない、この作家。
好きか嫌いかは保留として、きちんと見ないといけないな、 と思った。