◆NEWS :装幀してます 最近のお仕事は→仕事の記録 : Twitterから
◆NEWS:2007年3月、フリーランスのデザイナー兼ライターとして個人事務所を立ち上げました。

ビジュアログtumblr:http://okazawarina.tumblr.com/
つぶやきtwitter:http://twitter.com/rokaz
つぶやきログtwilog:http://twilog.org/rokaz

でろり、とか(拘束のドローイング9 雑観)

マシュー・バーニー駆け込み組が多いですね。 私も22日に駆け込み。
チケットが取れなくて、 映像作品みられなかった人も多かったそうです。

映像見た人に話を聞くと「いたたた」とか(ネタバレにつき濁す)そのあたりの話をよく聞きます。
しかし私は、「ワセリンの精」について話したいと思うのです。


「ワセリンの精」というのは、美術手帖の表紙になっていたとんまつり的なあいつです。
あれはヤバい!キモい! 鳥肌出ました。


  日本の最暗部。山奥の「でろり」。


西洋人にあの感じがわかるのか?!って、それが疑問で。
それは例えば『千と千尋の神隠し』観て喜んでる西洋人を観たときの疑問の比じゃないほど。


そうとう暗黒でした。
あれは分かってないとなかなか出せないと思うんですよ。
しかしもって。 「私はそれに自覚的だ」といわんばかりにまっ暗な中の登場。 (過大評価かな?)


それにしてもみんながあの「ワセリンの精」について言及しないのが非常に気になる。
あれを理解できないのか、それとも口に出すのをはばかられているのか。 


あなどれない、この作家。
好きか嫌いかは保留として、きちんと見ないといけないな、 と思った。