『人はなぜ「美しい」がわかるのか』読破。ちくま新書ISBN:4480059776
脳のはたらき、で分析する理系の「美しい」ではなくて、文系の方法で「美しい」を考える。
たった45分で読破。あまりにもすばらしい内容だと思ったので没頭して読みました。普段は当然のように捉えている自分の「美しい」の成り立ちを平易な言葉で解きほぐしてくれる感じ。頭がいい人の文章はかくに平易でわかりやすくて、でも真理だと思わせる真実みがある。
うう、私にもこれが書けたら作品という方法以外でも述べることができるのかなぁ、などと思いつつ。
ようやく次の作品の方向性が決まって来たところで御座います。
ちょっと前、某映像作品に言及して「私たちの世代はもっとスタティックな美を知ってるよ」と書いた覚えがあるけれども、確かにそうじゃないかと思うときが多々ある。ま、世代で区切ってしまうと語弊があるので、まあ、だいたい私の周りには、というくらいのくくりで。
美しいは他者の絶対的許容だ、なんて、最高じゃないですか。国破れて山河あり。
