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悔しいけど、たしかに"原因が結果"は真です。

今、MEDIA SHOPマガジンの記事として、作家の田中功起さんとそのカタログについてのレビューを書いている。
*近日中にUPされますのでお楽しみに!(ちなみに特集は藤本由紀夫さんのインタビューです!)




目の前でおこる個々の現象に向き合い、歴史的な積み重ねや押し付けられた情緒などをストイックなまでの注意深さで取りのぞき、その度ごとに自分にとっての「真値」を確認していく。そんな田中さんのアプローチというのは、"ロゴスの人間"が"切実"を手に入れるための過程としてはかなり賢い方法だと思う。(一アーティストの私としては、先にやられてしまってなんだか悔しいけど →くわしくはこのあたりを参照


実は、田中さんはもともと書籍の編集者(武蔵美術大学出版局の)だったりしたようで、情報を編集する能力に長けた人だったのだ。いろいろリサーチしていると、書いている文章も達者で、いろいろ合点がいった。
きっと、厳密なものが好きなクレバーな人なんだろう。だからこそ、世界の全てに出会う場に於いて、最大限に白いページとなり開いていようとする。
矛盾しているように見えるが、実はそれが最大の誠実さと厳密さなのだ、ということは、よくわかる。


雑観として、これまで公開されてきた彼の映像は広義のインストラクション・アートに入る気がする。映像の切り出す切実さで、言葉によるインストラクションアートを超える瞬間を感じる。それはとても魅力的だ。
コンテンポラリーアートシーンにおける重要な潮流の一つを担う重要な作家としてこれからもその動きを注目していきたいと思う。


私も負けじと、良作を作りたいと思います。


世界は一冊の本

昨日の長文エントリを書いた後、寝る直前に見た詩人の長田弘さんが出られた番組「視点・論点」〜「読まない読書」がリンクしたのです。
長田さんは、本自体の存在について、しっとり語っておられました。


寝ぼけたままの要約:
 本を買うという事は、本を気が済むまで手元で預かるということなのだ、と。
 本は、最後には"返される"もしくは"受け継がれていく"ものなのだ、と。
 三色ボールペンで書き込んだり、切り貼りで本をいじるのは、本に対して無粋だ、と。


これらの話を聞いていて、『"本"の本来のありよう』について、深く考えざるを得ませんでした。
紙や布などで出来た 物質としての本 に対するフェティシズムだけではなく、本というものの成り立ち自体が持つ"詩性"を知る人がもっと増えると良いのにな、と私も思います。
本をとりまく状況そのものが、人類を含む世界のこれまでの全てを記述している一冊の本でもあるのです。
大学院では、こういう事態を拡大表現して表出させる試みをしてみたかったけれど、研究課題として理解してもらえなかった悲しい思い出があります。


私も、文芸書や人文書の類いには一切手は入れません。どうしても、という場合はPostItでしおりをいれています。のちにカードに書き出します。ただし、実用的な情報の書いてある新書とか文庫に関してはどんどん線を引いちゃいますが、、、。
そこはご飯を食べていくためには仕方ないとあきらめています。本は愛しているけれど(苦笑)


急な顔合わせ等

昼ごろ、友人から電話で仕事を引き継ぐ。asp.netってはじめてかも。
焦って本屋で技術的な所を調べてみたら、基本的な概念はそんなに難しくなさそう。ばりばりカスタマイズするわけじゃないので、まあ安心かしら。


顔合わせ
18:30-19:30
急ぎの案件のための顔合わせが飛び込む。物腰がやわらかく素敵な人だったので、ほっとする。
人の出会いは面白い。フリーランスをはじめてからたくさんの人と出会った。


原稿書き
22:00-23:30
上記の田中さんのレビューに苦悩。


MEDIA SHOP WEBマガジン
23:00-06:00/7h
公開直前までもっていく。どっと疲れた。関係各位にメールで確認をお願いする。