二年前に友人がプログラムを書きながらつぶやいた「重要なのはvoid」という言葉が今になって気になっている。
友人がvoidという単語で例えたかったことが自分でいうと何なのかが、一単語にできるといいのになと思う。
二年前の今頃は、修士論文で追いつめられていたので、話す単語ひとつずつにエッジーなものがありましたね。
専門は違えども、情報にまつわる研究というのは「価値生成」のプロセスの解明、もしくは考察のバリエなのだということです。
この間の夜の会話で、ボルヘスの図書館における存在し得ない部屋というモチーフが出て来たとき、あ、それvoidだな、と思った。
クノーで言うと文体練習の100個目、ペレックで言うと「人生 使用法」の100章。
俳句におけるvoid。
voidと制約の相性は良いか?