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声と顔

「知恵の実」トークイベント
『ろうそくの炎がささやく言葉』刊行記念
ろうそくの炎で楽しむ朗読会

笠間直穂子+工藤庸子+林巧+古川日出男岬多可子
ホスト:管啓次郎

■日 時 8月21日(日)18:00(開場17:30)
■会 場 青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山(http://www.aoyamabc.co.jp/store/honten

http://www.keisoshobo.co.jp/news/n2680.html

装幀でかかわらせていただいているこの本の朗読会があり、東京まで来ています。
 
昼すぎ宿に到着後、ホストの管さんのリクエストで、朗読者として飛び入り参加してくれないかと言われました。
ひええ!
普段の私ならお断りしたとおもうのですが、今回はなんとなく断ってはいけないような気がして「はい」と返事してしまいました。この本に掲載されている、中村和恵さんの「ヨウカイだもの」という詩を読んでくださいと指示されたのですがこれがまた私っぽい詩で(笑) さすがのディレクション、ふふ…ヨウカイ…(遠い目)
小学校の国語以来の人前での朗読ではないかと思いますが、がんばりました。意外にたくさんの人にほめられてうれし。
 
んで、私はいいとして。
 
みなさんの声がよくて。ろうそくで照らされた顔もよくて。

そうそう、実はこのイベントの前に、タワーレコード渋谷店で、ZEN-LA-ROCKさんの「SUMMER VACATION E.P」発売記念の "ZEN-LA-ROCK×佐々木中トークショー"という、超楽しいイベントも覗いてきたのですが、ここでZEN-LA-ROCKさんが『ラッパーは顔っす』って言ってはって、それがすごく印象に残ってた。
 
あぁ、顔を人前にさらすその感じ、覚悟 って程 大げさじゃないけど、なんというか、シグネチャー感って大事だなと思ってた。
朗読のときもそのことを考えてた。
ラッパーって顔と声の仕事なんだな、朗読も同じだな。と。
わたしは、装幀は裏方仕事だから絶対姿を見せてはいけないと思っているんだけれど、今回のこの本には自分の書いた文書が載っている(あとがきに…)。
だから、顔を出す責任がある、とおもった。ここはすごく難しい判断をしたようにおもう、でも管さんの導きの糸にすいすいとひきよせられて「はい」と言ってしまった…。そういう魅力のある方です。
 
そうそう、特に、古川日出男さんによる、宮沢賢治春と修羅」の朗読が圧巻でした。生で朗読聞いたの初めて。CDやyoutubeの動画とは違う、わなわなと震える空気にしびれました。
  
  
朗読会にいらしたみなさんとお話して、普段にぶっている回路がぱぱーんと開いていった感じがします。
ZEN-LA-ROCKさんたちのライブもすごくよかったし、とっても濃い一日でした。
 
 
宿についた途端、気を失ったように寝ました、ばたり!