今日は京芸のゼミに遊びにいってきました。
今年日本で一番たくさん美術館で展示した(と思われる)ゲストが来るというので。
アートを志す学生さんの前だし、少人数な空間なので、「実際の所…」がいろいろ。
一個の展覧会を着想から本番に至るまでのプロセスを、個人的な感想や制作裏話を含めてお話いただきました。
アーティストトークのような場では聞けないオイシイ話が聞けたと思います。ジュビ。
話は"著作権"についてのアティテュードを問われる形で収束していったのですが、こればっかりは直面する問題として難し過ぎて、もう少し考える時間が欲しいなぁと思いました。
ふとニコニコ宣言のことを思い出したけれど、『みんながニコニコ』っていう基準も、全然相対的なものではない。
「みんなが」という単語が難しい。
みんな が等しく認める価値なんて、そもそもこの世界のどこにも無い。お金だってただの紙だしね。基本的な人権ですら。
私個人のアティテュードは決められるけれど、その私の態度が気に入らない人はいるかもしれない。
その他の話のエッセンスだけ書くと、『もういちどあえての二元論』とか、『術 とは言葉で説明できない何か』とか。そんな感じ。
あー芸大ってこんな感じかと、私立美大デザイン科卒の私は羨ましく思った。でも、IAMAS院生の時の雰囲気に近いかも。真面目に討議できる場って、アカデミックな場所を離れると極端に減るから困る。
お誘いいただいた姐様、どうもありがとうございました。