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イヴェントレポート/「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」トーク・イヴェントin京都 メガロマニア・バトル

「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリートーク・イヴェントin京都 メガロマニア・バトル
http://www.media-shop.co.jp/blog/2007/07/20070709in.html


關聡志(建築家)×ヤノベケンジ(現代美術作家)
京都シネマhttp://www.coconkarasuma.com/ COCON烏丸 3F)で7月7日(木)より上映される「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」に合わせて、建築、現代美術のそれぞれジャンルで活躍される關聡志氏とヤノベケンジ氏をお迎えしトーク・イヴェントを行います。

チラシをデザインした手前、どんな感じのトークになるのかなぁと思い、会場へ行きました。そしたら、写真を撮って。とか、飲み物買ってきて。とか、どうやら私、スタッフでした(笑)全然良いですけどね。


会場にいらしているお客さんは、約80人。立ち見の出る盛況でした。建築関係の方が多めの印象。
まずは關さんの仕事のプレゼンから。スライドソフトでこれまでの仕事を紹介する写真を映し出すプレゼンテーションでした。その後、ヤノベさんのDVD映像による"メガロマニア"についての紹介。
その後、トークの応酬がはじまったのですが、ゲーリーの造形に対する奔放な制作姿勢に触れて、ヤノベさんが「どうやったら僕にも建築が建てられますか?」という切り口でトークが展開。そこには政治力が絡んでくるだろうという話になっていくのですが、意識せずともヤノベさん自身の活動にも作品展示を依頼するクライアントとの関係という政治性があり、そのプロジェクトが成功したか否かの責任の所在が、クライアントありきの建築物を立てる建築家と少し違うだけなのだろうという話になりました。
「結局は、まわりに公言したことが出来たか出来なかったかでまわりは失敗だ成功だと判断するにしろ、自らにとってやりたいと思った事が出来たという意味で、失敗ということは存在しない」というヤノベさんの発言が面白かったです。
約1時間半にわたる、お金や政治に触れそうで触れない結構オトナなトーク内容でした。
質疑応答の際に、高校生の女の子が「今後の進路について悩んでいます。お二人の高校時代はどんな事を考えていましたか?」というピュアな質問をしていて、心洗われるような気持ちがしました。そうそう、初期衝動に政治はなかった頃もある。いい締めくくりでした。