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もう無視できないほど読みたい(が高い、ので図書館に行きたい)

昨年秋の「ヴィジュアル・アナロジー つなぐ技術としての人間意識」から続いて刊行されている バーバラ・M.スタフォード の本に強烈に惹かれる今日この頃。
先日も、新刊の「ボディ・クリティシズム」を立ち読みして、その導入部から飛ばすドライブ感にわくわくし、レジに並びかけましたが、すんでのところで 財布と心の 残高をめぐる対話があり、結局 入手には至らなかったのでした。
「ボディ・クリティシズム」の内容は、大きな範疇で言えば私の専門だとも言えますが、そのものではありません。しかし、知的好奇心を強く喚起されるのです。
世の中には数多の書籍が存在しますが、手に取って、ぱらぱらとめくるだけで、頭が音をたててわくわく動き始める本というのはあまり多くはありません。
"勉強"というのは、実はこういう知的好奇心を満たすためだけに存在しているのではないかしら、と思いつつ、今日もまた、買いそびれて本屋からすごすご帰って来たのでした。


以下、藤原編集室の 企画・編集本 の紹介ウェブページより引用
http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/body%20criticism.html

ボディ・クリティシズム―啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化
バーバラ・M.スタフォード
ボディ・クリティシズム 啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化
ISBN:9784336048172
国書刊行会 2006/12 ¥ 8,400 (税込み)

目次
はじめに
序章 見える知
 身体のメタファー/さまざまな対立/方法狂い/敢えて広く。深く、も忘れず/絵とテクスト
1 切解 DISSECTING
 さぐる操作/観相学、あるいは身体の鑑定知/非合理に演算で見参/パソグノミックス、あるいは顔の狩人
2 抽象 ABSTRACTING
 縮約のシステム/経験の傷/苦痛発散スタイル/「インテリア」観念融通無碍
3 着想 CONCEIVING
 肉化された 「蛮」、あるいは 「異」/「頭から産まれた映像」/差異めがけて飼育/グロテスク、あるいはアルス・コンビナトリア
4 徴化 MARKING
 伝染るんです、点描の皮膚科/欲望が汚す/「皮膚の上の影の如し」/不適合ロマン派
5 拡大 MAGNIFYING
 顕微の幻視者/見せていかさま/夢の投影/うそ吐く自由
6 感覚 SENSING
 目はもっとやさしい指/精神気象学/流れいくまぼろし/伝達される情念
終章 「もさながらの」 の美学

バーバラ・マリア・スタフォードBarbara Maria Stafford
1941年、ウィーン生まれ。アメリカに移住し、シカゴ大学で博士号を取得。『象徴と神話』 (1979)を出発点に、18・19世紀の旅行記・探検記のテクストと豊富な図版資料を通してピクチャレスク批判の思潮の存在を明らかにした大著 『実体への旅』 (1984)と、18世紀視覚文化論・身体論の根本的な書き換えを迫る本書 (1991) で学界に一大衝撃を与えた。現在、シカゴ大学美術史学科W・B・オグデン殊勲教授。邦訳に 『アートフル・サイエンス』 『グッド・ルッキング』 『ヴィジュアル・アナロジー』 (高山宏訳、産業図書) がある。




関連していそうな書籍:

ヒトの変異―人体の遺伝的多様性について

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その他想起した書籍:
パンディモニアム  汎機械的制覇の時代 ハンフリー・ジェニングズ著
税込価格 : ?9,975 (本体 : ?9,500)出版 : パピルス ISBN:4938165260


memo:
現在刊行にむけて動いているらしい スタフォードの『本質への旅』という本がある