早稲田文学(フリーペーパー)Vol.06_2006_09号
いとうせいこう+重松清 対談。
80年代文化の総括という潮流と、その際のいとうせいこうの立ち位置について。(宮沢さんの本 東京大学「80年代地下文化論」講義 参照)
1980年生まれの私:rokaz にとって、少し外れているといえばそうだし、直面していたといえばそうだといえる問題系の数々。特に“湾岸戦争と文学・言論界”という話。
湾岸戦争時にはまだはっきりとしていなかった私にとっては、9.11が基点となるのですが、大元をたどれば湾岸戦争にいきつくことは知っている。
無力感にさいなまれ、慎重になりすぎて言葉をなくして、モノに由った発語(俳句)や即興性に寄せて言葉を出してみたりする。でも結局はそうではない言葉が渦巻いてその場に立ち尽くしてしまう。
まだ一歩も動けない。
「翻訳者」としてのいとうさんに、私は深い信頼をおいてきた。
この人が乗り越えないと、私も乗り越えられない、の、かもしれない。
私は私で、やってみるけど。。。