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省略の文学

今読んでいる文庫。

省略の文学 (中公文庫 M 94)

省略の文学 (中公文庫 M 94)



必ず切るべし

解釈が大きな意義をもっているということは、享受者の理解能力を作者が信頼していることにほかならないが、読者の方に小さな音を増幅して、りっぱな音楽にする共鳴箱がないと、俳句は不完全な表現としか感じられなくなるだろう。



客をたてる ー 主客の間
俳句は、読者を尊敬する文学である。読者の創造的解釈の余地が作者によってあらかじめ準備されている。積極的な解釈を行う読者は俳句特有の鋭い喜びを感じる。
言語表現における論理的関係を切断することによって不確定性をはっきりさせる切れ字。あいまいさを積極的に容認する美学、その美学の前には作者の意図自体すらの退けられなくてはならない。


+面白かったことメモ
孤立語(漢字とか
膠着語(カナとか
孤立語(漢字)は、一字一字が独立している。それを並べる事で文法関係を形成し、漢文などが成り立っている。
漢文の訓点読み(レ点とか)は、返り点で上に戻る。その独立した間の感覚が切字と関係がありそう。という話。






千夜千冊にあったんだ。。。内容的には、わかりやすく要約されている程度かな。
399夜ごろだから、まだテキスト量も少なめ。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0399.html


外山滋比古に関しては、今勉強中の「読者論」についての書籍があるのでご紹介。
買ったはいいものの、まだ読めてません。最近、本を買いすぎています。そういう時期なのかも。そろそろ核心へ。