フリードリッヒ・ニーチェ『ツァラトストラかく語りき』
1953 新潮文庫
Friedrich Nietzsche : Also Spack Zarathustra 竹山道雄訳
◆http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1023.html
童子は無垢であり、忘却である。新しい発端である、遊びである。みずから回りいずる車輪である。第一の運動である、聖なる肯定である。そうではないか、わが同胞よ。創造の遊びには聖なる肯定を必要とする。かくして精神は、いま、みずからの意志を意志するようになる。世界を喪失していた者よ、いま、みずからの世界を獲得する。
はっきりいって、しびれた!なにかがわかってしまった!
なんだか嬉しいニーチェ。1000夜までに入りきらなかったが、どうしても読みたいと願っていたものが、どんどん出てきて、わくわくしてます。
ニーチェのツァラトストラには個人的な思い出があって、、、。本屋さんに遊びに行ったとき、一瞬で爆発的に欲しくなって親にねだった「ツァラトストラはこう言った」。当時小学三〜四年生。母親は「ニーチェなんて読んでもわかるるわけないでしょ、私の大学で講読会をひらいて大人が一年かけて読んでるのよ。」と言い、緩やかに退けたが、すでに私は、その裏表紙に書いてあった要約に心底しびれきっていたのであった。
未だにその本は大事に持っています、赤線びっしり。
【まだ出てないけど、出てほしいなぁ、のリスト】
ドゥルーズ・ガタリ/ミル・プラトー
ジュゼッペ・トゥッチ/(わかんない)
荻生徂徠/(わかんない)
ソシュール/一般言語学講義
紫式部/源氏物語
大江健三郎/(わかんない)
小林秀雄/モオツァルト(※1
西田幾多郎/善の研究
柳田国男/遠野物語
南方熊楠/(わかんない)
後日談※1;小林秀雄は、992夜(http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0992.html)で『本居宣長』をピックアップされてました。でも、、、これってどちらかというと本居宣長を書いている気も(微笑)