2010-04-25 ふと、の夕方 boyaki 家から50歩、躑躅の赤と白のbloombloom、桜の葉の緑濃く揺れ、夕刻。 ハイコントラストの昼から、曖昧にゆがむ空の色へと。てんてんてん、春ですか、これは。 あ、そとが遠くてからだが重い。 ふと、足が勝手に歩みを止める。 横断歩道のポッポッ、遠いクラクションの音、がさがさ揺れる人の鞄。 全部が流れ込んで、ふと、の瞬間から抜け出せない、ポッポッ、てんてんてん。 ・・・ わたしは春に取り残される、この地面から一歩も動けなくなっている滑稽な枯れ草のように。