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崖の上のポニョ

妹と二人で、ポニョってきました。
お子様少ない方がいいかなぁと思ってレイトショウで見てきました。
会場には21:00スタートだというのにぎっしりの人でびっくり。
さすが連休+ジブリ作品。


感想:『強いて言うなら傑作』via.たけくま先生


見終わった後、「これはまずい」「まずいよー」としか言えなかった。自由奔放すぎて怖い。
物語や設定、登場人物の構成がミニマルになった分、描写の変態度が強調されて見えてしまう。波の描写が怖い。
一見、『めでたしめでたし!!!』みたいなエンディングなんだけど、後味めちゃ悪い。


邪推すればするほど、悲観的なエンディングに見えるのだけれども、子どもの純粋な気持ちで見れば、『生まれてきてよかった』(この映画のコピー)的な希望が見える気もする。
母性礼賛というかなんというか、女子パワーのみでグイグイ進んでいく。父性が一切ない異常な世界とも言える。


私は、吉行和子さんが声をあててるおばあちゃんキャラに感情移入した。
彼女には、理性と母性と父性が合わさって存在する気がした。(そのかわり、登場人物の間ではちょっと居心地悪い)
一説には、彼女は監督の母のイメージが投影されているとかなんとか。確かに分からないでも無い。
スローモーションで飛び込んだ!


生きているね、と全肯定するのが母性の役割、死んで良いと言ってやるのが父性の役割ってことを思いながら帰宅。
DVD買うかもしれない。


追記:ゴローがんばれ、父ちゃんが"天才かもしれない"って言ってたぞ(涙)