○ 森美術館/杉本博司展
杉本博司氏は現代美術をひきうけて、どこにいくのでしょうか。
まがいのない正統。
リプリゼンテーションのリプリゼンテーションの
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そう、そういえば個人的には高周波はいらないと思いました(というか辛かった きーん)
○ 原美術館/オラファーエリアソン 影の光
いつも好きな作家を聞かれたら上位三位には入るエリアソンですが、実は実際の作品を見るのは初めて。
さて。
円形などのちょっと変わったプリズムを吊ってモーターで回転させ、スポットで光をあて、分光スペクトラムが壁面で様々な変化を見せるシリーズ。きらきら。
個人的な想定では、もっと情動を煽るタイプの作家だと思っていたのですが、実際に作品を見ると理知的で危なげがない。それはそれで好きだけれども、なんだか物足りない。なぜだろう。
ああ、鑑賞者の影くらいしか光の動きの繰り返しをやぶるものがないからだ。
首をかしげながら、特設の部屋(森村トイレ作品w の奥に一個部屋が作られている)に入ったとき、「あーこれですよ」と思ってうなづきました。今回のベスト作品。
霧のような細かい水の粒が天井からカーテンの様に吹き出していて、そこにスポットが当たっている。要するに、虹です。それは、人や空気のうごめきで形をどんどん変えて行く。不定形の美。飽きずにいつまででも見られます。
カタログはまだ出来ていないそうで残念、二月末になるそうだ。過去の作品集は買っちゃいました。
原美術館にパーマネントコレクションとして入る作品のプラン模型とスケッチもありました。
○横浜トリエンナーレ/というか 鹿児島エスペラント
最後の週の平日に行ってよかった。行列はなかったし、作品完成してたし。
高嶺さんの作品に対しては、何らかの意味や価値を判断することを一旦停止しようと決めているのですが、この作品に関しては何か書いてしまいたい気分になります。
写真でも映像でも文章でも記録が不可能な作品です。もし見に行っていない人が居るのなら、今すぐ会場に向かった方が良いでしょう。
○ NTT ICC アート&テクノロジーの過去と未来 展
日本メディアアート史のリファレンスとして、その界隈に関係する人は一度実際に見ておいた方がよい展示だと思いました。
時代を経ても色あせないものと、微笑みながら見るものにわかれる。そのときにあった最新技術の どの側面 を使用したのかによるということだなぁ。しかし、総じて奔放な気風を持つ作品群は当時のわくわくした気分を伝えてくれる。
岩井さんの"時間層2"を はっきりした意識で見るのは初めて。この作品には明確なタイムラインが、とか、そういう視点で作品を鑑賞できるようになってからもう一度見ることができてよかった。私はとかくこういう作品を脳内で補完して神話化してしまう傾向があるから、、、。
そうそう、具体の記録映像は絶対見ておいた方が良いですよ。スパンコール人間。毛糸人間。ひとり腰砕けながら楽しみました。やっぱ元永さんカッコイイ。