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四次元空間

タンジェント (ハヤカワ文庫SF)

タンジェント (ハヤカワ文庫SF)

タンジェント」完読。
四次元空間が知覚できる少年と、研究肌の爺とのやりとり。
無理にストーリーの起承転結をつけようとして、戦争だの母親だのと無駄な設定が入っているSF的な側面はちょっぴり苦手だ。
さりとて。
四次元空間の直接知覚が本当に出来る人というのは世界にどのくらいいるのだろうか(妄想も含めて)
トポロジー周辺の研究をしていた人に言わせると、大学の一学年に一人くらいは本当にいるらしい。
本当だろうか。そうだとしたらとてもうらやましい。
しかしまた、それは「隣の芝生は青い」ということなのだそうだ。芸術の美と数学の美を混在してはいけない、という意見。
私は、それは見ている足場が違うだけだと思うのですが、もしかしたら同じものを見ていると思い込んでいるだけなのかもしれません。