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ロバのカバラ

ロバのカバラ―ジョルダーノ・ブルーノにおける文学と哲学

ロバのカバラ―ジョルダーノ・ブルーノにおける文学と哲学

ロバのカバラ : ジョルダーノ・ブルーノにおける文学と哲学 / ヌッチョ・オルディネ [著] ; 加藤守通訳||ロバ ノ カバラ : ジョルダーノ ブルーノ ニオケル ブンガク ト テツガク

[あらすじ]

両義的な象徴による対立物の一致への示唆―それは多様性の冨を探求し、寛容の重要性を説き続けたブルーノの中心的方法の一つだった。愚鈍と英知、獣性と神性、滑稽と真摯等、否定・肯定両面を併せ持つロバのイメージの解析が導き出す、ブルーノ思想の豊饒な現代性。

[目次]
ブルーノとロバ―先送りされた問い
神話、寓話、物語―「ロバ」の素材
ロバとメルクリウス―「対立物の一致」の暗号
ロバ性の両義的空間
人間とロバ―「獣性」と「神性」の狭間で
肯定的ロバ性―労苦、謙遜、忍耐
否定的ロバ性―閑暇、傲慢、一面性
運命の演説
真理の迷宮の中で
オリオンからキロンへ―宗教的祭祀の対立するイメージ
シレノスとしてのロバ
ブルーノ以前のロバの文学
文のエントロピー
自然科学と人文科学
[著者略歴]

オルディネ,ヌッチョ:1958年生。現在、カラブリア大学の教授(文学理論)


加藤 守通:東北大学大学院教育学研究科教授。1954年生まれ。1977年米国イェール大学文学部卒業(西洋古典学専攻)。1986年西ドイツ(当時)ミュンヘン大学哲学部博士号取得