日中は大学生のフリをして大学の食堂で書き物をしてきた。いや、フリしなくても開かれているのだけれど。なりきる遊びをしているのです。
夕刻、事務所に戻る。じめじめと暑い。一気に作業速度が遅くなる。
気まぐれに、この日記の一年前二年前と、同日を振り返って眺めてみると、毎年この時期になるとあらぬことを考えていることがわかる。
大学の授業が休みになって、暑くて、どうしようもなくなっている感じが伝わる。今年も変わらずだ。
過去の記事の中に、大江健三郎、宙返り、第26章 「未編集ヴィデオのような人間」 という章題のメモをしていた事に目が行く。その頃から考えていることは一貫しているのだな、と思う。しかしまだ何かが繋がりそうで見えない、すごく眠くなる。暑いとすぐに寝てしまう。
暑いというのはそれだけでストレス状態なのだそうだ。そうなのであれば、クーラーや扇風機などがなかった先人たちは、どのようにこのストレス環境を乗り切っていたのだろう。
またあらぬことを考え始めている。
気付けに、冷凍庫からアイスノンを取り出して、腹に乗せながらこれを書いている。この暑さ、何とかならないものか。
