2011-07-14 白い庭にて boyaki 白い庭に立つ。一輪の野ばらに鼻を開く。流れ込むジャスミンの香に振り返ると、噎せるほどの白緑の幕となり、ひときわ映える紫陽花の浅い紫色、身体を捻り立つ、冷えた複眼が連れてくる真夏の気疎さ。