2010-11-18 心にとまった表現 memo 「病気の中へ坐りこんでしまいたくないのよ。あたしはいつも境い目にいて、薄い膜みたいなの。薄い膜みたいに顫(ふる)えて、それで生きていることを感じてるの。お姉さんみたいになりたくない」 古井由吉 『杳子』より P98 L5-6 杳子・妻隠(つまごみ) (新潮文庫) この一文に強く惹かれました。今書いてる作品へ影響を受けそうです。