2009-02-05 届いた memo やっと意味がわかった感じがする 椰子の実 島崎藤村 名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ故郷の岸を 離れて 汝はそも 波に幾月旧の木は 生いや茂れる 枝はなお 影をやなせるわれもまた 渚を枕 孤身の 浮寝の旅ぞ実をとりて 胸にあつれば 新なり 流離の憂海の日の 沈むを見れば 激り落つ 異郷の涙思いやる 八重の汐々 いずれの日にか 国に帰らん