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なにを読むべきか

最近橋本治の昔のエッセイを再評価中。やっぱりいいわぁなんて思うけど、ほかに何か同時並行して読んでおかないと橋本節に染まってしまうので、読むべき何かを探しているところなのだ。
橋本さんの話はリアルでひだひだで、あまりに実益的すぎるのだ。


もっと、抽象的な物語構造とかそういう要素のあるものを吸収したいなぁ。この時代タフに生き抜くためには、いると思う、この力。


そうそう、昨日、大江健三郎の「燃え上がる緑の木」全三部を単行本で買ったのはいいものの、すでに文庫本で読んでいるのでただのインテリア。そうだった、Rejoice!まだ全然覚えてるわ、と思ったら途方に暮れてしまった。そうだそうだ、まだ「臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ」を買ったまま最後まで読んでいないわ、ということを思い出す。しかし、まだ何だか手が伸びない。実は数十ページは読んだんだけど、『あ、これ、今の私が読んでも、わからないだろう』って思ったのです。


大江作品って読むべき時を見定めるのが難しい。今のこの狂乱の時期にもう一回Rejoice!しても良い気がするけど、ううむ。じゃあいつの頃の作品が良いのだろうと検討するも、結構難しい。



なんとなく旬なので、ル=クレジオとか中上健次も、今きっちり読みこんでおくといい気もするんだけど。
中上作品は読むのにエネルギー使うし。クレジオかなぁ。明日図書館行ってみるかぁ。