今朝。おわりの夢を見た。終末系といっても、わかりやすいハリウッド映画みたいなものじゃなくて。
見知らぬ外部からじわじわとやってくる心理戦で、どれだけ平静を装っていられるか、が大事な事項らしかった。
パニックが広がっていて家の外では騒がしくなっていたが、私のまわりにいる人たちは、けっこう冷静であったのが救いだった。
そんなある日、私がキッチンから窓の外を見ると、地面すれすれに飛ぶ飛行機が見えた。
はじめはふわふわした風船のような飛行機だった。「あ、これは落ちるのかな。でも本当に風船なのかもしれないな」と迷った。
結果的に、飛行機は実体になって平たい丘に背中から降りた。炎があがった。いろんな人が駆け回っていた。
半ば夢だと気付いていたにもかかわらず、そう願ったのは私だった。
目が覚めてからも、何かが続いていて、気になっている。
知人のおわかれに行こうと思っていたのだけれども、部屋から動けなかった。
へんなリアリティのある夢見だった。
お別れの会場に向かって手を合わせた。今はマタイ受難曲を聴きながら作業してる。