最近、カリブ文学に はまっています。手に入った順に、どんどん読んでいます。
去年出会った、グリッサンの『関係の詩学』という書物が素晴らしくて、それ以降カリブ周辺の出身作家の作品を立て続けに読んでいます。
「クレオール」というキーワードで語られる事の多いカリブ文学ですが、何故私にとって彼らの文学が魅力的に映るのでしょうか? http://ja.wikipedia.org/wiki/クレオール化
それは、彼らが、そこに書かれている彼らが、私の知らない"まったき他者"だからです。今までも、もしかしたらこれからも、全く関係のない人たち!
そんな彼らに、私の全身を ぽい と投げ込み、預ける時間が必要だと感じています。彼らの言葉や顔を見る/読む。そこには私の"責任"が生じます。 この"責任"の感覚は、とてもポジティブで力の強いものです。
彼らの相貌に何故惹かれるのか。 今はこの問題に、「父性」と「魔女」というキーワードを繋げて考えてみようと努力しています。 根拠は全くないのですが、なぜか関係がありそうだと思いこんでいます。
そんな感じで日々過ごしています。