- 作者: アルフォンソリンギス,Alphonso Lingis,岩本正恵
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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今日、待ち時間がたっぷりあったので、一通り読みました。
でも、読書をはじめたアトリエがあまりにも寒かったので、ちゃんと読めなかった気がします。
小雪舞う極寒の部屋で、砂漠の話を読んでいる事にちょっと苦笑。
はじめは旅行記ばかりかと思いきや、全部の章を読み通すと「言い得ない」ことを書くために構成された上質の"作品"だということに気付く。やはり仰々しさや重さを感じる瞬間はあるのだが、それは筆者のくせのような物だと思えば慣れてくる。
論文が書けない私にとって、彼の文章を読むことは「こういう方法でしかかけないことがある」と、とても励まされる。
リンギスとグリッサンをちゃんと読んだ事が2006年のメイントピックスだったかもしれないな、と思う。
年末だけにまとめちゃうクセが発動中。