昨夜3時半過ぎ、さあ寝ようか、と鞄から携帯電話を出して充電しようとしたら、携帯電話が無い。
無い。
無い。
無い。
家の中を探しまくっても、鞄をひっくりかえしても、
無い。
一瞬で血の気が引く。
家の電話から携帯にかけると、数回コールして留守電になる。
この部屋には無い、と判断する。 (私の部屋は電波が悪いので、コールなしで留守電になる)
ではどこに?
自分の挙動を思い出す。
一日が逆回しの映像となって飛び込んでくる。
圧倒的にどうでもいい映像ばかり、ええい、携帯の記憶だけピックアップして思い出せよ、自分。
居ても立っても居られず、着替えて家を出る。
未だ暗い朝4時に、昨日歩いた道を、自転車で地面を見ながらうろうろ徘徊。
やっぱり無い。
道に落ちてる訳ないのだ。
いったん落ち着こう、と自分に言い聞かせ、
部屋に戻って、ネットで携帯電話の停止の方法を調査し、立ち寄った店全ての電話番号と、営業開始時間を書き出す。
あいまいな記憶を再度再現して携帯にフォーカスすると、 最後に携帯を触ったのは、喫茶店。
ああ、そこの椅子の上が一番あやしい、というか、それ以外には思いつかない。
もしそこになければおしまいだ、と思った。
調べてみると、その店は朝の9時開店。
今は4時半。それまではどうしようもない。
だけど寝られる気分でもない。
結局開店時間までいらいらしながら起きていて、
9時を5分くらい過ぎて、速攻店に電話する。
「あ、黄色いまるっこい携帯ですか?お預かりしてますよ」
ああああああああ。
超絶安堵。
感謝の言葉をつくして、とっておいてくださいとお願いする。
そのまま取りに出かける。
ふらふらしながら必死に携帯を受け取りにいく自分へのおかしみがこらえきれず、苦笑が止められない。
親切な店長に感謝。モーニング食べて帰りました。
家に戻って、倒れ込む様に就寝。
ホント、それどころではない一日でした。