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度が過ぎる啓蒙

1.0を探す。未だ見ぬ1.0を追い求めることが、重要なのではなかったか。
こうなると、ハードウェアのほうに目がいくのだが、いかんせん、企業における技術の際(エッジ)の拡散速度はもはや個人では到達できないほど加速している。しかし、それは処理速度とメモリ量の増加の分野、そして入出力のためのインタフェースのマイナーチェンジという点においてだ。
デジタルメディアにおいてセマンティックな情報を扱うための、思考の場所には、まだ個人が介入できる1.0が存在する気がする。


直観からの思考実験という、基本的なスタイルはまだ通用するか?詩人はまだ呼吸ができるか?
勘違いされやすいが、それらの泥臭さとデジタルの思考は、相反しているものではなく、まったく共存が可能だ。


今の傾向があまり好きではない。もっとバージョンアップまでの経過を遅延させるべきだ。
速度が速いと、見えなくなるものが多すぎる。
じりじりと、行き詰まって、呼吸ができなくなる寸前まで、この場で粘っているほうが健全だ。
まだ、何も解決していない問題を無視して、バージョンアップするのはよした方が良い。