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ジジェク、ユマニテで曰く

素晴らしい。邦訳されている方がいらっしゃいました。尊敬の念を送ります。

ジジェクユマニテ
ジジェクの1月4日づけユマニテ紙でのインタビュー
スラヴォイ・ジジェク−−資本主義の論理は自由の制限を導く


http://d.hatena.ne.jp/fenestrae/20060109#p1

ちなみに原文はこちら→http://www.humanite.fr/popup_print.php3?id_article=821161
ぐわー、全く読めません。やっぱりしっかりフランス語を勉強しよう(汗



ちょっと引用させていただいて。。。

フランスの暴動に話を戻せば、あなたはそれを68年五月革命と比較している。あなたが言うように「ユートピアの夢」であった1968年と違って、このばあいには、綱領も、イデオロギーも、ユートピアの夢もない。それは「ポスト・ポリティック」的な爆発だろうか。
ジジェク:そう、「ポスト・ポリティック」だ。というのもこの暴動はわれわれのポスト・ポリティック社会のまさに裏返しのものだからだ。ポスト・ポリティックのカードを使うことによって、暴動はそれそのものがポスト・ポリティックのものとなった。ここにまさに真の悲劇がある。それは別の選択を定式可することさえ不可能性であることの代償である。

ジジェクさんは超ペシミスティック。こういうのを読むと、気分がさめざめとなる。


政治的なものとの距離を注意深く図っているつもりでも、影響を受けないなんてそんなのはどだい無理で。美術作家などというものは外部からの入力に過敏に反応するマルチセンサー付き出力機械のようなものですから、いろいろと難しい選択や気分の悪い変更を余儀なくされていることでしょう。
非常に難しい。身動き取れない。
だから、数学とか物理とか、歴史的建築物とか、そういうものに縋るようになるんだなぁ。
後戻りして、なかったことにする/もういちどやりなおすってのは、個人的な操作としては悪くない方法だと思っていたりする。