古橋悌二《LOVERS》特別展
会期:12月9日(金)〜12月25日(日)
京都芸術センター 講堂:http://www.kac.or.jp/
オープニングトーク
パネリスト=浅田彰(批評家)、阿部一直(山口情報センター 主任キュレーター)、四方幸子(メディア・アートキュレーター)、高谷史郎(アーティスト、ダムタイプ)
オープニングトークに行ってきました。畳敷きの大広間には人がいっぱい。
百数十人いたんじゃないかな、見回すと2/5くらいは知った顔。界隈というか業界のようなものを感じる。
内容に関しては、LOVERSが古橋さん個人の作品として作られた経緯やその製作時のシーンの断片、LOVERSとダムタイプの作品との差異や類似など。また、NTTICCやSMT、YCAMなどに関連する「メディアアート」と呼ばれるものの将来に対する各人の感想や展望もありました。
浅田さんが、会場にいる若い人に対して、なれ合いの中で幼児化していく芸術に対する憂いを表明したあたりで話がおもしろくなっていく。
「圧倒的にすごいもの」を欲する事と、個人でそれを実現することの不可能性(というかある意味での諦観)とのせめぎ合いに、誰も答えを出せずにいるということでしょうか。私を含めて。
その後、前田珈琲でオープニングレセプション。ちょっとだけお邪魔する。
会場は同窓会のようになっていました。
いろいろな人の話を総合して、ダムタイプという集団(?)がどのように発生したのかが分かったような気がします。不思議なフレームだ。