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冒険王

といってもお台場のそれではありません。
青年団の演劇のお話です。「冒険王」というタイトルのお芝居は1996年上演。そのビデオを見たのです。なぜに今?といえば、一時期NHKBSが平田オリザの特集を組んでいた事があって、それを大量に録画していたものをふいに発掘したからなのです。
ひさしぶりに観たせいもあって、なかなか面白くみることができました。居眠りもしたけど、、。


そして回想シーン、、、。


私がはじめて平田オリザに出会った時は高校生、演劇に燃える演劇少女でした。
そのころは関西小劇団ブーム(苦笑)がありまして、例に漏れず私もその波にのり、劇団惑星ピスタチオの『破壊ランナー』に首ったけでした。やっぱり演劇はエンタテインしてなんぼだろ!っと激しい笑えるお芝居を志向してました。
戯曲・演出を主に担当していた私は、がつがつとそのモットーに基づいて少女漫画的なフレームを用いたお芝居を書いていました。何度かメタ演劇みたいなのを書いたのですが、「やっぱ真面目路線はあかんわ」とボツにしていました。
そんなある日、私の学校も、なんだかんだで高校演劇の甲子園的な大会に出る事になって、その時に審査員席に、いたわけです、オリピーが。
そこで上演したのは、今思えば「若さ故やっちゃいました」的な作品でした、でも当時としては必死な訳です。でも案の定手痛い批評をもらいまして、、、そのとき「んだこのひとは(怒」と思ったのです。
その後、図書館で戯曲を探して読むと、、、、え、これ、、、面白いの?(当時の感想)と、、、。


その後、ワークショップに参加したり、その著作を読んだりして、ようやく青年団のお芝居が見られる様になりました。
でも、その時にはもう高校演劇が見られない様になっていました。
なんだか切ないお話です。


いまでは、あまりお芝居を見に行っていません。私の中の演劇少女はどこにいってしまったのでしょうか。