NKHで、勅使川原三郎の舞台の中継をやってます。勅使河原ファンはお見逃し無く。まぁでも、舞台の映像ってのはライブとは別ものですから、、、。ほっこりと見る事にします。
勅使河原さんの舞台って、実はかなり好きなんです。
彼の根幹に感じる美学を、私は「月・水銀・剥離」って翻訳してるのですが、ある種のニヒリズムと言うかジョバンニ的なあやうさというか。とにかく、キーンと張りつめたポエジーがあると思うのですね。
あと、勅使河原さんの身体感は見てるだけでもすんなり入ってくるんですな。他のコンテンポラリーダンスよりも私にとってはリアルだ。動きの緩急がある際の、関節あたりの処理が渋いよね。そういう細かいところだとおもうんだけど、理由はまだはっきりしない。
本人が出てないからちょっと物足りない。
◆http://www.nhk.or.jp/art/
▽アーティストインタビュー・勅使川原三郎・聞き手・石井達朗
▽51劇場中継「KAZAHANA」勅使川原三郎構成・演出・振付
「KAZAHANA」
構成・演出・振付・美術・衣裳・照明 : 勅使川原三郎
出演 :
宮田 佳 佐東利穂子 吉田梓 大野千里
クリストフ・ドッズィー ブルーノ・ペレ
バスラフ・クーニェス ホセ・ティラード
ブリス・デソルト ジュナイド・ジェマル・センディ
ちなみに、現在発売中(多分三月号)の『現代詩手帖』(思潮社刊)はコンテンポラリーダンス特集です。
持っておいて損はないと思いますよ。