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すごい作品だな。

「宵闇せまれば」1969年・ATG・短編44min
監督:実相寺昭雄 出演:三留由美子、清水鉱治
脚本:大島渚


部屋に集まってだらだらとしていた大学生らしき男三名と女一人。女がふいに足をひっかけて、コンロのガス栓からチューブを抜いてしまう。しゅうしゅうと漏れだすガス。
それをきっかけに、ヒマをもてあました若者特有のちょっとした過激な遊び心から、「だれが最期までこのガスの充満して行く部屋に居座れるか」を賭けようと言うことになる。
はじめは遊びだったのだが、だんだん必死の様相を呈してくる彼ら。汗はだらだら、イライラしてキレはじめる。途中で耐えきれなくなり、一人は外に出て行く。そして二人目も「死んじゃつまんねーもん」と出て行く。
残った女と男一人。だんだん本気になっていく二人。この二人は「遊びが遊びでなくなること」を期待しているのかどうなのか、語り始める。人生において何かがおこると期待する女と、無気力で何も期待しない男。さあどっちが勝つ?どっちが勝つ?


よみうりテレビ/シネマダイスキ第63集 君塚良一セレクション>
実相寺監督の映画デビュー作。モノクロ。演出がヤバイです。不自然なアップやカット、パン。音響もおどろおどろしくて、切羽詰まってくる密室劇を演出しています。
わー、ビデオ撮っといてよかったぁ。
余談だけど、今回のシネマダイスキのテーマソングになってるPYGのNOW THE TIME FOR LOVEがかっこ良くて仕方が無い。