◆NEWS :装幀してます 最近のお仕事は→仕事の記録 : Twitterから
◆NEWS:2007年3月、フリーランスのデザイナー兼ライターとして個人事務所を立ち上げました。

ビジュアログtumblr:http://okazawarina.tumblr.com/
つぶやきtwitter:http://twitter.com/rokaz
つぶやきログtwilog:http://twilog.org/rokaz

ATRオープンハウス行ってきました

ATRに入るの初めて。こんなに近くに住んでいながら、機会がなくて。今回は、大学院の先輩からお誘いをいただいて行って参りました。
丁度その日、大学で授業があったので学生さんを誘ったのですが、みんな忙しかったようで、結局一人で行ってきました。


発表はポスターセッションが主。講演会もあったようなのですが、駆けつけ残り一時間半ということだったので、ポスターを見てまわる事にしました。
興味を持ったのは、発話された言葉のコーパスを状況(発話の相手や感情)で分類し特徴を抽出する。という研究。機械翻訳のためのルールを機械に勉強させる方法の基礎研究も面白かった。


触覚などの感覚にアプローチするアーティスティックな表現をしていた力覚ディスプレイ「Sumi-Nagashi」(参考資料→フォーカス 03年9月)も人気が高かったし、面白かった。
力覚ディスプレイはIAMASにいたときにちょっとプロジェクトでやっていたので興味あったのですが、動作を妨げるひもなどが付いていないのでいいな。と思った。


しかしぐるっと見て回って、基礎研究にばかり目がいく自分に気づく。今は、派手なロボットのような分野よりも、地味な基礎研究(特に言語・発話の分析系)が気になる。

コーパス [corpus]
言語資料体。個別言語・一作家のテキストや発話を大規模または網羅的に集めたもの。




どの分野でも、煮詰まった印象があった。ブレイクスルーを求めて、大量のデータを収集している印象。
ふうむ。でもまぁ、大量のデータの集積の上にしかヒラメキもしくはエピファニーはないというのは感覚的によくわかる。



おもいもかけず、高校時代の部活の先輩がいらっしゃって、ATRで研究してはったことがわかってびっくり。高校時代のかっこいい部活の先輩。やっぱり今もかっこいい(ハート)研究内容も面白くて、是非論文しっかり読みたいなとおもいました。



研究という環境から離れて数ヶ月。すでに研究っぽい生活から乖離していた自分に気づく。やっぱりもう少し研究を続けたい。自分で論文とか書いた方がいいのかもしれない。でもとにかく、環境が足りない。大学でもうちょっと研究めいたことをする必要があるのかもしれない。芸大系に努めつつの研究は難しいのか?研究というより製作が評価されるのです。製作は絶対止めては行けない。
しかし、製作じゃなくて、もっと地味な作業がやりたいんだとおもうんだけどな、、、。何をしなくてはいけないのかが見えない。