http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0981.html
杉浦康平さんかあああ、なるほどおおお!と膝を一打ち。
今日は誰を取り上げるのだろう、とわくわくしながら仕事をしていた。学生たちのレポートにひとつひとつコメントを書いている最中、はてなアンテナにてアップを確認。作業を中断してウインドウを開く。
杉浦さんが‥杉浦さんは‥杉浦さんに‥杉浦さんの‥
『‥』に何が潜んでいるのか、わくわくしながら思索。
杉浦さんには‥「図像が世界を呑み、世界は図像を吐いている」という見方があるのだが、(後略)
「ぼくのデザインはね、目と手と体を出入りするものを、ひとつずつ繋げていくことから始まるんですよ」
私が高校の時、心の師はいとうせいこうだった。そして彼が師と仰ぐ松岡氏。そして松岡氏が師と仰ぐ杉浦氏。要は私の師でもあるということだ。
そのときに二人がいた並木橋の杉浦事務所の部屋にはエアコンの音が聞こえていました。杉浦さんは「これから松岡さんと自分が話すのですが、この部屋にはエアコンのノイズなどたくさんの情報がありますね。デザインというのは、これらの情報全部と戦うことです」ということも言ったんです。これはやっぱりただならない人だ、世の中にはこういう人がいるんだ、とすぐにわかりました。このような人のためなら僕はなんでもしよう、と思えたし、またそれをやるタイプなんですね、僕は。
自著本談:遊Iより
これはまさに今私が授業で学生と一緒に考えようとしている事。それにしても『デザインというのは、これらの情報全部と戦うことです』とは、壮絶な一文ですね。。。頭では理解しますが、実際に体現できる人は希有です。私は、、、、まだ、出来ないでしょう。日々精進です。
杉浦康平氏に影響を受たデザイナーには、鈴木一誌氏、戸田ツトム氏、松田行正氏などがいる。
それぞれが尊敬するデザイナーで、私は特に鈴木一誌氏の文章 『ページと力ー手わざ、そしてデジタル・デザイン』 ISBN:479176000X と松田行正氏のブックデザインが好きだ。
また、鈴木一誌氏と戸田ツトム氏は『季刊d/SIGN』(ISBN:4872338464 最新号)の責任編集を努めている。示唆に満ちた雑誌。
あと19册!
千夜千冊@楽天 http://plaza.rakuten.co.jp/isissenya