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カンバセイション・ピース

カンバセイション・ピース
保坂 和志
ISBN:4103982047
単行本:410p
出版社:新潮社


外在する記憶、身体の範囲は環境のどこまで存在し、どこまで影響しているのだろう?
小津の秋刀魚の味といい、カンバセイション・ピースといい、
淡々とした「生活」がキーワードになっているのを
いかに論文に盛り込めるのだろうか??
本小説では、敏感な知覚の振り返りを行える作者だからこそ到達した日常のふとした動作への気付きがあるのだと思う。

「異化」は日常の中でこそ生きる。
では身動きのとれない『メディアアート』が日常に入り込むには
何が必要なのか?ギミック?より速いネットワーク?無線電源?
違う、、、メディアがコンピュータではないものも内包する必要があるんだ、、、。
その点でJタレルは偉大だ。