poem
もういない もういない もういない もうひとりいたはずの自分に、 かける声を失った男。 時間を閉じ込めた糸をぷつりと切った。 もう、いいんじゃないかな。 そう言って。 そのうなじのあまりの美しさに わたしは。 すでに失われた光をあなたの悲しみに見い…
覆水盆にかえらず あーあー 赤いいとに絡め取られて 大事なポケットに穴が空いた さよなら、ワニのような歯のあなた さよなら、刃の先はこちらでは無い 輝くガラスコップが ちりん と鳴った 深夜の出来事
もういない もういない もういない もうひとりいたはずの自分に、 かける声を失った男。 時間を閉じ込めた糸をぷつりと切った。 もう、いいんじゃないかな。 そう言って。 そのうなじのあまりの美しさに わたしは。 すでに失われた光をあなたの悲しみに見い…
覆水盆にかえらず あーあー 赤いいとに絡め取られて 大事なポケットに穴が空いた さよなら、ワニのような歯のあなた さよなら、刃の先はこちらでは無い 輝くガラスコップが ちりん と鳴った 深夜の出来事